サイトで記事を閲覧しているときに、その記事と似た記事を表示しているサイトをご覧になられたことがあると思います。
イメージとしてはAmazonや楽天で商品のページを見ていると、「この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています」といった表記とともに商品が紹介されています。
AmazonでPS4本体の商品ページに行くとこのように関連商品が紹介されています。
今回はWordPressでこのようなことを簡単に実現できるプラグインの導入方法をお伝えします。
関連記事を表示することのメリット
導入方法の前に関連記事を表示することにどのようなメリットがあるのか、ということを先にご説明します。
→自動的に関連した記事が表示されていれば、自ら記事を探しに行く必要がなくなります。表示された記事を辿ってもらうことで過去記事に対してもアクセスしてもらう機会が増え、ページビューの増加に繋がります。
②SEO対策になる
→内部リンクという扱いになり、クローラーの巡回効率が向上されます。
併せてパンくずリストも設置しておくと良いでしょう。
プラグイン(YARPP)の導入方法
それでは実際に導入方法をご説明します。
今回は「YARPP」というプラグインを導入します。
このプラグインを設定すると投稿記事の一番下部分にカテゴリー、タグが共通し、関連性の高い記事を自動で抽出、表示してくれます。
①プラグインをインストールし、有効化する。
[プラグイン]<[新規追加]よりYARPPを検索し、インストールと有効化をしましょう。②詳細設定を行う
有効化が完了したら、詳細設定を行いましょう。
まずは関連スコア設定です。
こちらはこのスコアを満たした記事が関連記事として表示される設定になります。
記事の少ないうちは1に設定しておくと関連記事が表示されやすくなります。
記事が増えてきたら少しスコアを増やし、より関連性の強い記事が表示されるようにすると良いでしょう。
次に関連記事の表示設定です。
ここでは関連記事の表示のされ方の設定になります。
「一度に表示する関連記事数」を変更すると、表示される件数を変更できます。私は4に設定していますが、お使いのテーマによってはもっと増やしても問題ないと思います。
表示件数の下に「リスト」、「サムネイル」と並んでいますが、こちらは記事の見えかたです。
リストにすると、ただの文字列にリンクが張られているような形になりますが、サムネイルを選択するとアイキャッチの画像と共に記事が表示されます。
特にこだわりがなければサムネイルの設定にしましょう。
あとは「ヘッダー」です。
関連記事を表示するときの見出しが設定できます。
また、「関連記事がない時のメッセージ」を編集すると、記事がなかった時のメッセージも設定することができます。
実際に上記の設定を入れるとこのような形で記事の最後に表示させることができました。
③タイトルが途切れてしまう場合
通常通り設定を入れてもタイトルが途中で途切れて表示されてしまうことがあります。
その場合は[プラグイン]<[プラグインエディター]より
Yet Another Related Posts Pluginを選択し、編集しましょう。
編集するのは「yet-another-related-posts-plugin/includes/styles_thumbnails.css.php」です。
変更箇所は二か所です。
こちらは記事自体の表示領域の設定です。
デフォルトでは+50になっているかと思いますので、150くらいに設定しましょう。
こちらの設定は記事タイトルの表示領域の設定です。
デフォルトの値は2.8になっていますので、私はとりあえず6.8に設定してみました。
このように二か所修正すれば、タイトルが途切れずに表示されるはずです。
こちらの修正が反映されていない場合はブラウザのキャッシュをクリアすると、表示される場合がありますので、こちらもおためしください。