モンハンライズの勲章をコンプリートするほどやり尽くしましたので、モンハンヘビーユーザーという視点から今作を振り返ってみようと思います。
やり込んでみての感想(450時間プレイ済)や、レビュー、良かった点、悪かった点を等を書いていきます。
モンハンライズを買うか迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
プレイ済みの人についても一緒に振り返ってみましょう(笑)
モンハンのプレイ歴
私のモンハン歴はこんな感じです。
- MHP2G
- MHP3★
- MH4G
- MHXX
- MHW★
- MHRise★
★マークが付いているのは勲章をコンプした作品です。
一応、MHP2やMH4、MHXもやっているので、そこそこヘビーユーザーなのかなと思っています。
シリーズ通してのプレイ時間は3000時間くらいは行ってると思います。
文字にしてみるとなかなかですね。。(;´Д`)
モンハンライズの良かったところ
まず、今作の良かったところを箇条書きでまとめてみました。
- 翔蟲システム
- テンポの良さ
- 程よい難易度
- 操竜システム
- オトモガルク
こんな感じです。
モンハンワールドでもだいぶ進化しましたが、それの良いところを継承しつつ更に進化したと感じました。
それでは1つずつ説明していきますね。
翔蟲システム
今作のメインシステムです。
これまでの作品ではほとんど使用しないボタンで操作するので、慣れるまでちょっと時間がかかりましたが、今やこれ無しではプレイできません。
とにかく爽快感。
これに尽きます。
翔蟲を使って受け身を取れば、攻撃を食らってもすぐに反撃や回復に転じることができます。
片手剣の爆弾昇竜撃などの実用的なコンボだったり、様々な魅せプも可能です。
何より吹っ飛ばされてから起き上がるまでの面倒な動作が要らなくなったのがうれしいですね。
過去作には戻れないかもしれません。。
それでいて攻撃を食らったらすぐに翔蟲を使えばいいという訳ではなく、しっかりタイミングを見て使わないと逆にモンスターにコンボされて乙るようなデメリットもあるところも好きだったりします。
モンハン独特のもっさり感が無くなってアクションゲームとしての質が高まったと思います。
戦闘中だけでなく、移動中にも使うことで早く移動できたりと、いいこと尽くしです。
逆に次回作が心配になるレベル。
テンポの良さ
モンスターの体力が程よいので、ソロでもさくさく進めます。
昔は上位ソロだと30分が当たり前でしたが、今はかかっても20分程度かな?
ガチでやればモンスターによっては5分も切れるのでソロでも楽しめます。
私は9割方ソロでやってました。
逆にマルチには問題点があるので、それは悪かったところで説明します。
また、最初からどのクエストをクリアしたら先に進めるのか、緊急クエストが出るのかというのが分かるのも良いポイントです。
あとは全体的にロードも気にならないくらいの速度です。
マップもオープンワールドになっているので、移動もシームレスでストレスになりにくいです。
程よい難易度
前述の翔蟲システムにより、初心者でも楽しめる難易度になっていると思います。
モンスターの体力もソロだと少ないし、クエスト中にキャンプに帰ることで実質回復薬や罠が無限に使えるので初心者救済はされていると思います。
どうしてもクリアできないならマルチで他のハンターに頼ればいいですし、今作ではHRの低いハンターを救援するとお助け報酬というものが貰え、そこそこ良いアイテムが出たりするので、下位クエストでも上位ハンターがきてくれることも少なくありません。
また、ソロであってもクエストマップに点在している持続強化生物を集めていくことで、そのクエスト限りにはなりますが、ハンターの体力・スタミナ・攻撃・防御を強化した状態で狩りに挑めます。
そのため、初心者でも安心してモンハンデビューができます。
操竜システム
今作で目玉の1つである操竜システムも良かったです。
過去にも乗りシステムがあり、成功させることでダメージ+大ダウンという感じでしたが、作品を追うごとに弱体化していってました。
今回はモンスターに乗るところまでは同じですが、乗った状態で別のモンスターに攻撃できるシステムになっており、なかなかの大ダメージを出してくれます。
それに加えて落とし物も3つくらい出してくれるので素材集めにもうってつけです。
ただ、乗るか乗らないかは何かしらの形で選べたら良かったかなと思います。
一度操竜待機状態になってから攻撃をすると必ず乗ってしまうので、そこだけが不満点でした。
ただ、基本的には乗らない選択を取ることが少ないので、メリットが勝ります。
オトモガルク
ガルクは犬版オトモアイルーですが、背中に乗って素早く移動することができます。
モンハンのストレスな部分として、エリア移動のめんどくささが挙げられると思いますが、このガルクによりある程度は解消してくれたと思います。
そこそこのスピードで走ってくれますし、サブキャンプと組み合わせれば、遠いエリアでも素早く到着できます。
オトモアイルーとしての性能は猫のオトモアイルーに軍配が上がりますが、犬と猫一匹ずつ連れていくこともできますので、オトモの選択の幅が増えたという意味でも良かったと思います。
モンハンライズの悪かったところ
- エンドコンテンツの少なさ
- 属性武器が弱い
- 百竜夜行
- マルチプレイが微妙
- 武器の火力差(バランス)
悪かったことについてはこんな感じ。
良かった面も多いのですが、その分残念な面も結構ありました。
エンドコンテンツの少なさ
ライズの悪い点といえばまずこれに尽きますね。
これ以外はあまり気にしていないのですが、モンハンのメインはやり込み要素なのでどうしても気になってしまいます。
最終的に450時間かけて勲章コンプしたのですが、半分以上は金冠集めで浪費した時間です。
全体的にクエスト数も少ないし、過去作にあったお守り厳選、装飾品厳選、発掘武器がいずれもありません。
まぁ、お守り厳選は一応あるのですが、神おまと言えるものも割と出やすいし、昔とスキルの付け方がガラッと変わっているのでお守りにそこまでこだわる必要が無くなってしまいました。
装飾品によってスキルがつけやすくなったのはありがたいのですが、どの武器も弱点特攻、超会心、攻撃というスキル構成になるので装備を考える楽しみがなくなったかなと感じました。
やり込み要素が少ないのであればもっとモンスターを増やして欲しかったなぁ(;´・ω・)
追加モンスターは今後のアップデートに期待でしょうかね。
ラオシャンロンとかシェンガオレンとかの超大型が狩りたいです(笑)
あと、リオレウス、リオレイア希少種とかね。
先日、超大型アップデートのサンブレイクが発表されましたね。
2022年夏発売なので、それまでの辛抱といったところでしょうか(;^ω^)
属性武器が弱い
今作はとにかく属性武器が弱いです。
弱いというより、無属性が強すぎる?というべきかもしれません。
モンハンと言えば狩りに行くモンスターに合わせて有利属性を担いでいくのがセオリーなのですが、今作はほぼ全モンスター無属性で問題ありません。
私もヌシ・ディアブロスの周回意外はすべて無属性で狩ってました。
無属性武器も大体決まっており、切れ味が良くて攻撃力が高い、もしくは会心率が高い武器が選択されるのでティガレックスかナルガクルガの武器を担いでいる人がほとんどです。
いろんな武器を作って楽しむというのもモンハンの醍醐味なのにこれは勿体ないですね。
武器を作る機会が少なくなってしまうので、結果としてエンドコンテンツの少なさに繋がってしまっているのだと思います。
属性武器の弱さはこちらの記事で検証しましたので、参考にしてみてください。
【モンハンライズ】会心撃属性は弱いのか?超会心と比較して検証してみた【属性会心】
百竜夜行
百竜夜行は今作から導入された、里にきたモンスターを設備等を使って撃退していくタイプのクエストです。
簡単にいうと、これまでのラオシャンロンやシェンガオレンのようなクエストに近いです。
コンセプトとしては嫌いじゃないのですが、とにかく時間がかかってテンポが悪いです。
大型モンスターがたくさん出てくるのでわちゃわちゃしてイライラする時もよくあります。
マルチで遊ぶ分にはおもしろいかなとは思うのですが、ソロだとただたたしんどいです。
しかも今作で導入された自由にカスタマイズして好みの武器を作れる百竜武器を作る際には百竜夜行でしか入手できない素材が大量に求められます。
これが面倒で、百竜武器はほとんど作らずじまいでした。
ストーリーを進めていくと、緊急クエストに何度か登場するので、やらざるを得ない状況が生まれてしまいます。
出るたびに、あーめんどくせ(;^ω^)って思いながらやってました。
ちなみに勲章コンプのためには50回クリアする必要があります(-_-;)
なので、ある程度放置でクリアできる方法を探ってました(笑)
方法については以下記事よりご覧ください。
マルチプレイが微妙
モンハンなのでマルチプレイは醍醐味の一つのはずなのですが、うーん・・・といったところ。
もちろん4人でワイワイやるのは楽しいですし、4人プレイの場合でもオトモを一匹連れていけるのでかなりガヤガヤした状態でモンスターと戦えます。
ここまでいいのですが、ワールドの時と同じく、マルチプレイになった途端にモンスターの体力がアホみたいに増えます。
多少増えるのは我慢できますが、4人プレイになると2.4倍になるそうです。
数字だけ見ると大したことないじゃん。と思いがちですが、マルチだとターゲットが分散してモンスターが縦横無尽に駆け回るのでソロの時みたいに攻撃するのが難しくなります。
発売当初に下位のマガイマガドをマルチで周回してましたが、パーティによっては4人でも25分かかったりして、ソロの方が断然楽でした。
そのため、プレイ時間の9割強はソロでプレイしてました(笑)
ソロの方が討伐も楽だし、失敗する恐れも減るので。
あと、マルチだと攻撃時のエフェクトがたくさん出ていてモンスターが見辛くなったりするのもマイナスポイントですね。
エフェクトはともかく、体力の仕様はどうにかしないとマルチが活きてこないなぁという感じです。
武器の火力差(バランス)
これもモンハンの永遠の課題でしょうね。
どのシリーズでも発生していることなので、毎度おなじみという感じです。
今作はどの武器にも翔蟲を使った入れ替え技で大ダメージを与えたり、便利なバフがあったりするのですが、これも相まって武器の格差が大きくなったように感じます。
そもそも遠距離武器は入れ替え技無しでもめちゃくちゃ強いですしね。
ナルガクルガのライトボウガン1本で全モンスター倒せます。
近接で強かったのは太刀くらいでしょうか。。
どの武器も使ってて面白くなってるのですが、火力となると太刀には敵わないし、太刀は遠距離武器に勝てません。
前述の属性攻撃がゴミと化しているのも要因の一つかもしれませんが、とにかくボウガン強すぎです。
火力を抜きにすればどの武器もスタイリッシュに戦えますし、アクションとしては面白いのでここも残念なポイントです。
勲章をコンプしての感想
勲章コンプはモンハンにおける完全クリアになります。
プレイステーションで例えるならトロフィーコンプリートだと思ってください。
今作は450時間プレイして勲章コンプをすることができました。
一般的なゲームなら450時間もプレイできれば上出来なのですが、モンハンだとそうはいかないですよね(笑)
正直めちゃくちゃ楽しかったし、何度も書いてますが、モンハン独特のもっさり感が消えてスタイリッシュなアクションでモンスターを狩れるのはかなり爽快でした。
新モンスターについても、マガイマガドやゴシャハギなど戦ってて面白いモンスターも多数いましたし、ヌシ系モンスターに至ってはなかなかの高難度で、緊張感を持ってクエストに臨むこともできました。
難易度もヌルゲーでもないし、めちゃくちゃ難しい訳でもなく、初心者から上級者まで楽しめるちょうどいい難易度だったと思います。
それだけにエンドコンテンツの少なさが残念でした。
やり込み要素が実質、金冠集めだけでしたが、実際のところ金冠コンプした人、する人については全体の5%もいないと思います。
クエスト数もそこまで無いですし、属性武器が弱いのでいろんな武器を作って楽しむという要素もありません。
金冠に興味がないという人には長期間に渡って続けられる作品ではないかもしれません。
今後のアップデートで追加要素が出てくることを祈るしかないですね。。(-_-;)
まとめ:モンハンライズは買うべきか?
ここまで今作をプレイしての良かった点、悪かった点、やり込んでみての感想を書いてみました。
ネガティブな面が目立ってしまったかもしれませんが、今作は間違いなく買いです。
実際のところ、プレイ面はこれまでのモンハンの良いところを継承しながら、新要素の翔蟲システムが楽しさを倍増させており、どの武器を使っても楽しいものとなっています。
また、初心者から上級者でも楽しめる難易度となっており、1つ1つのクエストもテンポよく進んでいくので、ストーリークリアや、全クエストクリアまでは非常に楽しめると思います。
エンドコンテンツについては期待してはいけない作品になってしまってはいますが、相当やり込む人でない限りは特に気にならないと思います。
属性武器が弱いというのも言い換えれば無属性で強い武器を作れば、それ一本で進んでいけるというメリットにもなります。
なので、相当なやり込みプレイを期待している人以外はこれまでのモンハン以上に楽しむことができると思いますし、逆に過去作に戻るというのは無理になると思います(笑)
それくらいのクオリティはあるので、ぜひ購入してプレイしてみてください。
サンブレイクの為に準備しておくものについては以下記事にまとめています。
【モンハンライズ】サンブレイクに向けて準備・やっておくことまとめ・解説