よくアウトプットという言葉を耳にするけど、どういう意味?
具体的にどうしたらいい?と思われていませんか?
AmazonのAudibleで樺沢紫苑氏著の「学びを結果に変えるアウトプット大全」を読んで(聞いて)みましたので、簡単に概要や感想、レビューを書いていこうと思います。
アウトプット大全はこんな方におすすめです。
- とりあえずアウトプットについて知識をつけたい
- 具体的なアウトプットの方法を知りたい
- アウトプットのコツを知りたい
アウトプット大全を読もうと思った理由
インプットとアウトプットという言葉をよく耳にするようになりましたが、イマイチしっくり来ていませんでした。
言葉の意味から考えてインプットは入力、アウトプットは出力なんだろうなというように適当に考えていました。
よく考えてみると入力はできても自分から発信していくこと、つまり出力が苦手であることに気づきました。
そこで以前からまさに出力(アウトプット)を知るための本であるアウトプット大全に目を付けていましたが、なかなか読む機会がありませんでした。
先日たまたまですが、AmazonのAudibleに体験登録をし、本を探していたところアウトプット大全を見つけたので、これは読むチャンスだ!と考え、Audibleで読んで(聞いて)みました。
これが私のきっかけです。
それではアウトプット大全を読んでみての概要や感想を述べていきます。
インプットとアウトプットの関係性について
まず、インプットとアウトプットの概念についてですが、以下の通りとなります。
アウトプットとは・・外に出力すること。話す。書く。行動する。
インプットをするだけで知識や知恵が身に付く、と思われがちですが実際はそうではありません。
インプットをして、その内容をアウトプットして初めて身に付くのです。
学生時代の勉強で既に経験済みと思いますが、教科書を読むだけでは成績は上がりません。
教科書を読んで知識をインプットし、その内容を使って問題を解いていく(アウトプット)ことで段々と身になっていきます。
更にインプットした内容を忘れないようにするには、インプットから2週間の間に3回アウトプットすることが必要と言われています。
つまり、インプットする(教科書を読む)だけではただの自己満足で終わってしまいますので、積極的にアウトプットすることを心がけましょう。
人の成長はアウトプットの数に比例します。
インプットとアウトプットの黄金比は3:7
学生でも社会人でもインプットとアウトプットにかける時間を調べたところ、3:7の比率の人がほとんどで、インプット中心に学習をしているという人が多いようです。
本来であれば逆にする必要があります。
先ほども述べましたが、インプットした内容をアウトプットして初めて自分の知識となります。
多くの人はインプット過剰、アウトプット不足という状況になっており、それがテストの点が上がらない、試験に合格できないという原因の元となっています。
インプット時間の二倍以上はアウトプットする時間を確保しましょう。
インプット→アウトプット→フィードバックのサイクル
インプットした後はアウトプットをするというのが基本ですが、そこにフィードバックを加えると更に成長することができます。
フィードバックとはアウトプットして得られた結果に修正を加えるという工程です。
見直し、原因究明、微調整、すべてがフィードバックです。
例えば試験が終わった後に復習をし、そこで何がダメだったかを学習する。
このように誤ったアウトプットの方向性を修正、それをインプット、アウトプットにつなげていく。
これがインプット→アウトプット→フィードバックのサイクルです。
アウトプットをする6つのメリット
アウトプットをすることで6つのメリットが得られます。
→インプットした情報をアウトプットすることで、脳が重要な情報と認識し、忘れにくくなる。
②行動が変わる
→アウトプットは書く、話す等の自ら行動を起こすもの。アウトプットを習慣にすることで、自らの行動が変わる。
③現実が変わる
→自分の行動が変わると周りの人の影響を与え、仕事の効率化や人間関係が良好になる等のポジティブな結果が得られる。
④自己成長する
→インプット→アウトプット→フィードバックのサイクルで確実な成長が得られる。
⑤楽しい
→アウトプットをすることで人の役に立ち、人から評価されるようになる。評価されることでアウトプットすること自体が楽しくなる。
⑥圧倒的な結果が出る
→人からの評価が上がり、昇進、昇給する。人間関係が良くなり、仕事から家庭まで良い結果が得られる。
アウトプット力を高める7つのトレーニング方法
アウトプットは積極的にすべきだということがわかりましたが、実際に何をどのようにアウトプットするのか。
すぐに実践できる7つのトレーニング方法を列挙していきます。
→日々の出来事なので、毎日何かしらのことを書くことができます。
書く際にはポジティブなことを書くことで、メンタル的にも良い影響がみられます。
②健康について記録する
→毎日の体重、朝起きた時の気分、睡眠時間等です。
毎日異なる結果になりますので、アウトプットしやすい。
目に見える結果にしておくことで、健康への意識が高まります。
③読書感想を書く
→本を読んだら必ず感想を書きましょう。
感想という形でアウトプットすることで、内容が記録に残りやすくなり、理解が深まります。
流れとしては[読む前(before)→読んだ後(after)→気づきとtodo]というような形にすると書きやすいです。
④情報発信をする
→自ら発信していくことで人からの反応があり、フィードバックを得ることができます。
つまり、インプット→アウトプット→フィードバックといったサイクルに持ち込むことができます。
⑤SNSに書く
→情報発信の一環になりますが、SNSは拡散力が強く、フィードバックをより多く得ることができます。
その結果、フォロワーが増え、さらにフィードバックの量が多くなっていくといった流れに持ち込めます。
⑥ブログを書く
→タイムラインで流れてしまうSNSとは異なり、検索流入等で長い期間人からフィードバックを得ることができる。
アクセス数が集まれば、収益化することもできる。
⑦趣味について書く
→映画やアニメを鑑賞した後に感想を書く。それだけです。
映画やアニメを例にしましたが、それをスポーツにしたり、本にしたりと自分の好きなジャンルについて書けば良いのです。
また、その内容がマニアックな内容であれば人からの反応を集めやすいです。
アウトプット大全を読んでみての感想、気づき
まず自分にとって驚きだったのが、インプットとアウトプットの比率は3:7にすべきという点です。
学生時代を思い出してみても教科書を読んで勉強した気になっていたことが多かったなと思いますが、確かにその方法では点が取れていませんでした。
いかにアウトプットする量が大事であるということが過去の経験から実感することができました。
アウトプットのトレーニングとして、「ブログを書く」という手法も紹介されており、ブロガーからしても学べる部分があります。
あとは本書の全体的なこととして、アウトプットするメリットや方法、コツなど、たくさん事例を挙げての紹介があってわかりやすかったと思います。
ただ、仕事のやり方・進め方であったり、ちょっとこれは関係無いよなという内容も多くあったかなと感じています。
特に中盤の方にその傾向がみられました。
そこを除けばアウトプットについて効率よく学ぶことができるので、ビジネス書として一読しておいて損はないと思います。
まとめ
- インプットよりアウトプットの量を増やす、比率は3:7が良い
- ただアウトプットするだけではなく、フィードバックしてもらう
- 話す、書く、情報発信をする等、とにかくアウトプットをすると人生が変わる
人生はとにかくアウトプットです。
インプット→アウトプット→フィードバックのサイクルを大切にし、行動を変えていきましょう。
自分が変われば周りも変わっていきます。
人生を良い方向に変えていきましょう。
AmazonのAudibleにもありますので、通勤時間等の隙間時間にちょっと聞いてみてはいかかでしょうか。
無料体験期間もあり、読書より気軽に本を楽しめますよ。
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