【鬼滅の刃】片羽の蝶4~6話の感想 玄弥・実弥の兄弟愛、冨岡の笑顔、キメツ学園ハイカラバンカラデモクラシー

【鬼滅の刃】片羽の蝶4~6話の感想 玄弥・実弥の兄弟愛、冨岡の笑顔、キメツ学園ハイカラバンカラデモクラシー

片羽の蝶
出典:ジャンプジェイブックス
今回は鬼滅の刃の小説(ノベライズ)である「鬼滅の刃 片羽の蝶」を読んでみましたので、簡単にあらすじと感想を書いていきたいと思います。
一部ネタバレありのため、ご注意ください。

本記事では4話から6話の紹介とします。
1話から3話については以下の記事より、ご覧ください。

第4話 夢のあとさき あらすじ


出典:鬼滅の刃アニメ
主な登場人物:不死川玄弥、不死川実弥

上弦の肆と伍との激戦の後、不死川玄弥は蝶屋敷で治療中に兄である不死川実弥が見舞いに来る夢を見た。
目を覚ますと兄の姿はなく、片腕を失い治療していた隊士が暴れているのを目撃する。
常にピリピリしていた過去の自分のその隊士を重ね、仲裁に入る。
その後、兄との思い出を夢で見て涙を流す・・・。

第4話 夢のあとさき 感想

私の玄弥に対しての印象ですが、刀鍛冶編が終わるまでは炭治郎に対しても常に怒っていたり、いら立ちを隠しておらず、暴言を吐き散らすようなキャラクターでした。
ですが、炭治郎たちと共に激戦を終えた後はピリピリした感じがなくなり、素直な感情を出すようになった印象があります。

その素直な感情を出すようになったきっかけの一つとしてこの話があるのだと思います。

不死川兄弟はもともと仲の良い兄弟でしたが、鬼になった母親を兄の実弥が殺して以降、お互いに壁がある状態でした。

玄弥の夢に出てくる兄は風柱となった今の姿からは想像できないくらいの家族想いでした。
玄弥が大家の息子を殴ってしまい、そのあと逃げ込んだ場所もすぐ見つけ、そこから玄弥をおんぶして家に連れ帰るくらいに。

その時の会話にも「おはぎ」が登場しており、実弥がおはぎ好きというエピソードは有名かと思いますが、このころから健在のようです。

玄弥の中では実弥が鬼になった母親を殺したときに「人殺し」と言い放ってしまい、その時のことを許してくれていないと思っていたようです。

最後には玄弥と直接会った訳ではありませんが、実弥が蝶屋敷を訪れたという場面もあり、本編で「俺には弟なんていねェ」と言っていましたが、やはり心の底では弟を想っていたんだなと感じました。

この辺りは本編の黒死牟戦後からも読み取れる部分ですが、不死川兄弟に興味がある方にはぜひ読んでほしいエピソードです。

読んでいてちょっとほっこりしてしていまいました(*´Д`)

第5話 笑わない君へ あらすじ


出典:鬼滅の刃アニメ
主な登場人物:冨岡義勇、竈門炭治郎、その他柱達

水柱・富岡義勇と炭治郎の柱稽古の時、炭治郎と風柱・不死川実弥が接触禁止になったという話題になる。
過去に冨岡と不死川も接触禁止になったことがあるという。
そのきっかけはお館様のとある一言からだった・・・。

第5話 笑わない君へ 感想

お館様の一言とは「義勇の心から笑った顔がみられたら、どんなにうれしいだろう」です。
言葉足らずで孤立しがちな冨岡さんを想っての一言なのでしょうが、この一言を岩柱である悲鳴嶋さんが真に受けてしまうことから事件が始まりました。

腕相撲大会に始まり、各柱が笑わせるために色々と実行したのですが、笑わせ方にも人それぞれの考え方があっておもしろかったです。

煉獄さんについては全力でギャグをやるも笑わせることができず、「無理だ!」というセリフも吐いていました。
このシーンについてはなんとなく文面だけでも何となくその場面が想像できますし、文章だけでなく、音声とかも付いたら面白いんだろうなぁと思いました。

過去に冨岡さんが笑顔を見せたことがあるのは外伝で鮭大根を食べるシーンのみでした。
こちらにも触れられているところも良かったです。

最終的に鮭大根がきっかけで不死川さんと冨岡さんが対立し、接触禁止令が出たという話になりますが、各柱の特徴が良く出ていておもしろい話でした。

第6話 中高一貫☆キメツ学園物語!! ~パラダイス・ロスト~ あらすじ


出典:アニプレックス YouTubeチャンネル
主な登場人物:竈門炭治郎、我妻善逸、嘴平伊之助、宇随天元、妓夫太郎、梅、栗花落カナヲ

文化祭実行委員長の胡蝶しのぶは急遽文化祭実行委員をあつめ、文化祭にて集団中毒の恐れがあることを告げた。
それも食中毒ではなく、集団音中毒ということらしい。
その原因とはキメツ☆音祭に参加する「ハイカラバンカラデモクラシー」という炭治郎たちがやっているバンドのチームだという・・・。

第6話 中高一貫☆キメツ学園物語!! ~パラダイス・ロスト~ 感想

こちらは本編とは全く関係のない、キメツ学園の文化祭についての話となります。

「ハイカラバンカラデモクラシー」は炭治郎がボーカル、善逸が三味線、伊之助が太鼓、天元がハーモニカという役割のようです。
これらが交わると怨念と呪詛の塊のような音の爆撃となるようです。

上弦の陸を一緒に戦ったメンバーというのが熱いところですが、バンドの評価としては最低のようです(;^ω^)
確かに良い演奏ができる、というメンバーではなさそうですね。

そして、話の中ではほかのバンドも取り上げられており、上弦の陸だった妓夫太郎と梅が組んでいるバンドもあるようです。
会話内容からしても本編の設定が良く引き継がれている感じがあってよかったです。

キメツ学園の良さとしては本編ではあまり絡みのないキャラ同士が普通に会話をしているところがいいですね。
登場人物は数多く、他のお話よりも明るいストーリーなので、楽しく読むことができます。

最後に

2記事に分けて鬼滅の刃 片羽の蝶の感想を書かせていただきました。
本編では語られていない各キャラの過去話が盛りだくさんで、読みごたえがあります。

1話1話もそんなに長くなく、15分もあれば読めてしまうので、ちょっとした空き時間に読むのがおすすめです。

個人的に一番興味深かった話は1話の「片羽の蝶」、一番笑えたのは5話の「笑わない君へ」でした。

他にも小説が何冊か出ていますので、読み終わり次第感想を書いていきたいと思います。

他に、鬼滅の刃関連では以下の記事を書いていますので、興味があればどうぞ。

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